2011年9月24日土曜日

建物逍遥

今日は、さわやかな秋晴れに誘われて、幸村号で、宇田蔵さんから教えてもらった「江戸東京たてもの園」と「小平ふるさと村」に行ってきました。
自宅から、小金井街道を南下して、小金井公園に出ます。結構近くでした。
入園料400円を払って、中に。

結構賑わっています。

お目当ては、ここ。


昭和の裏路地。う~ん、ノスタルジア!

井戸の配置が絶妙です。



・・・・・板壁の木戸から、けなげに生きている薄倖の美女が水を汲みに顔を覗かせます。
私は、何気ない素振りでその幼馴染に手を添えます・・・・・・。



・・・・・白昼、妄想しました。昭和初期のロマンスを・・・・。

居酒屋。こんな居酒屋があれば、毎日通ってしまいそうです。


子宝湯。
千と千尋の神隠しの銭湯のモデルです。


笠屋。


出店で、なつかしい醤油だんごを頬張りながら、○ー×を飲みます。

さて、次目的地、「小平ふるさと村」。

小金井街道を北上して、花小金井駅手前の、多摩湖自転車道へ。
自転車道とは名ばかりの遊歩道です。

木陰が大変気持ちいい道です。

管理棟は、小平小川の郵便局の建物です。


これも味があります。

中は、地元の農家の建物が中心。

中に上がって休めます。
誰もいない日に、こんな農家に上がりこんで、ボンヤリするのも良いですね。


・・・・・・一日、泥だらけになって働いて、嫁の顔は日焼けで真っ黒。暮れなずむ空の下で、かまどからは湯気が立ち上ります。湯気の向こうには、貧しいけれど、満ち足りた夫婦の笑顔・・・・・。

こういう所にいると、一日中妄想して遊べます。


さて、そろそろ帰路に着きます。

帰りに、どうしても寄って行きたい所がありました。

私が新婚から3年間暮らしたアパートです。

まだありました!
20年経つのに、ぜんぜん変わっていません。
2階の左の部屋です。


娘はここで生まれました。

いまにも、うら若い女房が、生まれたばかりの娘を抱いて、出て来そうです。

妄想が始まらないうちに、アパートを後にします。

そして、本日、一番驚いた風景に出くわしました。

ひばりが丘団地です。

すっかり、すべて建て替わっているものだと思ってました。
が、西側はこの通り、まだ健在です。


少ないですが、住人もいます。


生きている昭和の団地を発見しました。


ここに住みたい!

2 件のコメント:

  1. tomoさん

    今日は親父の墓参りに行ってました。

    江戸東京たてもの園、行かれたのですね(*^。^*)
    天気よくてよかったですよね。
    ゲゲゲの鬼太郎の家も見ました?(笑)

    昭和の街並みは懐かしいというか、Always3丁目の夕日の音楽が聞こえてきそうで泣けてきます。楽しんでいただけましたでしょうか?

    小平ふるさと村でも楽しんでいただけたご様子で嬉しいです。
    小平グリーンロードを歩く時はかならず寄る場所なので(^_^;)

    新婚時代に暮らしたアパートの話、涙が出そうになりました。
    私にも同じような経験があるので。。

    ひばりが丘団地にはどんな思い出があるのでしょうか。。

    返信削除
  2. 宇田蔵さん

    東京たてもの園よかったです。

    今度行った時には、建物の中までじっくり見てきます。

    ひばりが丘団地、親父の自転車の前に幼稚園に上がる前の私、後ろに荷台にお袋を乗せて、団地の商店街に良く買い物に行きました。まだ妹は生まれていませんでした。できたばかりのピカピカの巨大団地にびっくりしながら買い物をしていた記憶があります。

    何故かわかりませんけど、淡い思い出の中でも、熱い時代だったような気がします。

    返信削除