2011年7月25日月曜日

矢島①

やって来ました!

9時間かけて、秋田県由利本荘市矢島町。


何も無いこの町が、一年で最も賑やかになるのが、7月下旬に行われる「矢島夏祭り」。
なんと、「全日本ヒルクライムシリーズ戦第二戦」である「Mt.鳥海バイシクルクラシック」、別名「矢島カップ」の日に、町を挙げてのお祭りが、選手受付広場で開催されます。

全国各地から集まる選手と、矢島町民が一体となって、この東北の小さな町を盛り上げるのです。
普段は閑散としている静かなこ町が、7月下旬の土日だけ、自転車野郎でウジャウジャになります。

しかも、他の大会が、駐車場での車中泊禁止、とか、敷地内のテント泊禁止、とか言っている昨今、この矢島だけは違います。

なんと、きれいに整備された公園の芝生の上とか木立の間にテント張り放題。みんな、野宿前提で来ています。
会場案内にも、明記されています。

そして、矢島の方々のあたたかいもてなし。

商工会、婦人会、中学、高校、警察の皆様。

特に感激するのは、給水所やゴール地点で、突然の雨にびしょぬれになりながら、笑顔で水やおしぼり、スイカを配ってくれる、中学生、高校生たち。

今回は、下山時に猛烈な雨に降られたため、ありませんでしたが、いつもだと、給水所で水を配ってくれていた中高生たちが、選手の下山まで待っていてくれて、一列に並んでハイタッチで見送ってくれます。

みんな、ありがとう!!

そんな魅力があるから、毎年矢島まで行くのが楽しみです。すごく遠いけど。


今年は、もう一つ、印象的な出会いがありました。

会場で、一生懸命になって来月開催されるレースの宣伝をしている、かわいらしい女性に会いました。

「きたかみ夏油高原ヒルクライム」というレースです。

お隣の岩手県の夏油高原での第一回目のレースだそうです。

一生懸命に説明してくれて、別れ際に「素敵なレースになりそうですね。ぜひ参加してみたいです!」と言ったら、その女性、とたんに目をウルウルさせて「ホントですかっ! 嬉しいですっ!」と大感激の様子。

去り行く私の背に、大きな声で「明日、頑張ってくださ~いっ!! 私、応援してま~す!」。
今度は、コッチの目がウルウル。

でも、彼女、ゴメン!
8月20日、21日って言ったら、乗鞍の前週です。
しかも、矢島よりさらに遠い。

ホント、ゴメン。 行きたいけど、まじムリ。

と言うように、私とKJTの鳥海山が始まりました。(続く)

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